上司とは(3分)

哲学

今日は上司について僕の考えをお話します。

僕は先日、10年働いた公務員を退職しました。

理由の一つに、人間関係の不満が挙げられます。

そのなかでも僕は、日本特有の絶対的な縦社会に苦労していました。

働き始めて間もない頃は、ストレスで10円ハゲができたり、自律神経の乱れにより様々な身体の不調に悩まされたりしました。

それから数年が経ち、仕事も覚え、僕の本来の性格もあってか上司に意見できるようになってからは、これらに悩まされることも減りました。

しかしこの経験を踏まえ、在職中僕は、上司にされて嫌だったことと同じことを、部下にはしないように常々心がけていました。

その中で、だんだん理想の上司の姿(本来の上司のあるべき姿)が見えてきました。

なので今日は、僕の考える上司像を説明します。

理想の上司になるのは難しい

僕の考える理想の上司は、簡単になれるものではありません。

簡単に理想の上司になれるのなら、どの上司もなっています。

今頃、社会にパワハラは存在していません。

しかし簡単にはなれないので、理想の上司はめちゃくちゃ少ないです。

機動戦士ガンダムで例えるなら、赤いザクくらい珍しいです。

そのため、ほぼ全ての上司は量産型だと言えるでしょう。

理想の上司の特徴

先に結論ですが、僕の考える理想の上司像をお話しします。

僕の考える理想の上司、それはモノを教える上司です。

めちゃくちゃ当然ですが、これができる上司はマジでいません。

当たり前のことを当たり前にやってのける。

部下はそこに痺れ、憧れるのです。

それでは次に、それができない量産型上司の特徴をお伝えします。

悪しき風習が生んだ量産型上司

先程もお伝えしましたが、おそらく全ての職場は、社会の悪しき風習が生んだ量産型上司で溢れています。

残念ですが、現代の社会ではこれが現実です。

更に残念なのはそれだけではありません。

量産型に育てられた部下は、わずか数年で面白いほど量産型上司になってしまいます。

量産型が量産型を作るのです。

それではどういった上司が量産型と呼べるのでしょうか。

量産型上司の特徴

量産型上司の最もな特徴、それは彼らが仕事を教えないということです。

上司なのに、教えてくれないんです。

なぜでしょうか。

なぜ、上司なのに仕事を教えてくれないんでしょうか。

それは、教えられるほどの知識がないからです。

仮に知識があった場合でも、その知識を正しく教えられるほどの能力がありません。

もちろん人望もありません。

にも関わらず、タチの悪いことに彼らは見栄だけはしっかり備わっています。

皆、シャア専用になろうと必死です。

そんな彼らは、自分を上司たらしめるため、部下を試したり、怒ったりします。

なぜでしょう。

それは、簡単だからです。

試したり怒ったりするのに、特別な知識や能力は必要ありません。

分からないことは、部下に試させればいいんです。

「自分で調べてみな???」

これさえ言えれば、上司になれます。

部下が答えを出した後に、知ってましたとばかりのドヤ顔をキメ込めばいいんです。

終わった後に、あーだこーだ言ってればそれだけで上司っぽいんです。

また、量産型は能力がないので自分の仕事を平気で押し付けてきます。

それも教育の名の下にです。

部下のためと言えばいくらでも大義は整います。

部下のキャパや感情は後回しです。

まとめ

今日はシャア専用と量産型の違いを説明しました(?)

上司になるのは簡単です。

大事なのは、モノを教えられる上司かどうかです。

当たり前のことですが、それは簡単ではありません。

モノを教えるためには知識が必要です。

もし自分も分からない時には、知ったかぶらずに正直になれる潔さも必要です。

上手に教える能力も必要です。

もちろん人望も必要です。

時には試したり怒ったりするのも必要でしょう。

あえてモノを教えずに試すことで、考えさせたり調べさせたりさせ、知識を定着させることもできます。

危険や責任が伴う場合には怒る必要もあるでしょう。

しかしそれらはあくまで手段です。

試したり怒ったりしかできない量産型に価値はありません。

教育の名の下に、部下のキャパを考えずなんでも押し付け、後出しジャンケンでぺらぺら怒ったり、ましてや部下の粗を探してぴよぴよ周りに吹聴する。

僕はそんな上司はもちろん、そんな人間にすらなりたくありません。

皆さんは、どういう上司になりたいですか?

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